人のあたたかさを
経験させてくれた
岡田 真治さんOKADA SHINJI
(平成12年度卒業)
高校の調理科を卒業後、大阪・京都・東京などの料理店・レストランで15年ほど働きました。海外で料理の仕事をするという夢があったので、オーストラリアに移住し、現在はホテルの日本料理レストランで仕事をしています。海外に永住し、いずれは海外で自分のお店を開きたいと思っています。
僕は3歳から高校卒業まで慈恵会でお世話になっていました。正直なことを話すと、先生から怒られたり、寮内の人間関係で悩んだり、つらいこともありました。でも今振り返ると、それも含めて「いい思い出」です。水野先生や小椋先生をはじめ、先生方がとても熱心に面倒をみてくれたことや、入所者同士の仲間意識など、人との触れ合いのあたたかさが今も心に残っています。
先生方や慰問に来てくださる方々など、慈恵会の生活ではいろいろな大人と向き合ったり、触れ合ったりする機会があるはずです。その人達からいろいろなことを学び、自分の生き方に活かすようにしてください。すべてのことをあたり前だと思わず、感謝の気持ちを忘れずにいてほしいと思います。どんな大人になりたいか、どんな仕事をしたいかを考え、夢をもってください。遠い地からではありますが、みなさんのことを応援しています。